健康に生きるとは
健康に生きるとは
健康とは単に病気がないことではないと考えています。
⼈は病気にならないためだけにに⽣きているわけではなく、それぞれの⼈⽣があり、体とは人生を豊かにするための資本であると思います。
体は様々な臓器からなっておりますが、その最初の⼊り⼝がお⼝です。当院では皆様の体の⼟台を作り上げるために⼤切なお⼝の環境を様々な観点から観察し、適切な治療や予防プランをご提案したいと考えております。また、それらは我々専⾨家だけが作り上げるものではありません。ぜひ、皆様と協働して成し遂げたいと思っております。

当院がお口の健康を診療するうえで大切にしている考え方に、「二重ドミノ理論」があります。これは、お口の中で起こる2つの独立した問題が、それぞれ別のルートで全身の健康に影響を及ぼしうるという考え方です。
1つ目のドミノは、むし歯や歯周病です。これが進行すると歯を失うだけでなく、慢性的な炎症がお口の中に持続し、それが全身の健康に影響する要因になりうるとされています。2つ目のドミノは、不正咬合や口呼吸といった噛み合わせ・呼吸機能の乱れです。これが嚥下や姿勢、成長発達に影響し、睡眠の質の低下や自律神経への負荷につながる場合があるとされています。
①の連鎖で特に重要なのは、蓄積された慢性炎症こそが全身疾患への影響の最大要因であるという点です。つまり歯周病治療とは、単なる歯ぐきのお手入れではなく、全身に影響しうる慢性炎症そのものを取り除く治療だと当院では考えています。
重要なのは、この2つのドミノがそれぞれ独立して倒れうるという点です。歯や歯ぐきの状態だけを診て終わりにしてしまうと、噛み合わせや呼吸に起因するもう一方のドミノを見逃してしまう可能性があります。だからこそ当院では、歯周病の検査と、噛み合わせ・呼吸の機能評価を、症状の重さにかかわらずすべての患者様にセットでご案内しています。
※「二重ドミノ理論(Double Domino Model)」はDDM Instituteが提唱する、口腔の状態と全身の健康・寿命の関連を示す概念です。上記の説明はその考え方を当院の診療方針と関連づけて独自にまとめたものであり、原典の図表や文章を転載したものではありません。
当院では初診時に、お口の中の写真撮影や歯周病の基本検査に加え、CT撮影を重症度にかかわらずすべての患者様に行っています。CTからは、歯や骨の精密な状態だけでなく、気道のボリューム(呼吸のしやすさに関わる情報)も同時に確認できます。1回の検査で、2つのドミノの両方について手がかりが得られるためです。
そのうえで、むし歯・歯周病に対する治療計画と、舌や呼吸の状態を確認する機能評価を並行して進め、必要に応じて噛み合わせのアプローチもご提案しています。最終的にはどの経路をたどった方も、日々のケアを続けていただく予防プログラムに合流する形で、長期的なお口と全身の健康維持を目指しています。
