2026年9月01日
むし歯治療では、「むし歯に感染した部分をきちんと取り除きつつ、健康な歯質はできるだけ残す」という、相反する2つのことを両立させる必要があります。この匙加減が、実は治療の質を大きく左右します。
肉眼での治療では、むし歯と健康な部分の境目を正確に見極めるのが難しく、結果として健康な部分まで削りすぎてしまったり、逆にむし歯を取り残してしまったりすることが起こり得ます。むし歯の取り残しは、将来的な再発の原因になります。
マイクロスコープを使うと、むし歯に感染した部分特有の質感や色の変化を拡大してはっきりと確認できるため、削る範囲をより正確にコントロールしやすくなります。結果として、必要最小限の切削で、感染した部分をしっかり除去するという、精度の高い治療につながります。
「歯をできるだけ残す」という考え方は、大倉山にある当院が特に大切にしている治療方針の一つです。マイクロスコープは、その方針を実現するための重要な道具の一つと言えます。
本コラムは一般的な情報提供を目的としています。治療の適応可否は、実際の診察・検査に基づき個別に判断いたします。
