2026年8月13日
歯科治療で使われる拡大機器には、マイクロスコープの他に「拡大鏡(ルーペ)」と呼ばれるものもあります。どちらも「拡大して見る」という点では共通していますが、性能には大きな違いがあります。
拡大鏡は、メガネのように装着するタイプの拡大鏡で、多くの場合2〜6倍程度の拡大率です。持ち運びがしやすく、どの治療でも気軽に使えるというメリットがある一方、拡大率はマイクロスコープに比べて低めです。
一方マイクロスコープは、専用の機材を通して覗き込む形式で、倍率を数倍から20倍以上まで自由に調整できます。さらに、視野を明るく照らすライトが内蔵されているため、口の中の奥まった暗い部分もはっきりと見ることができます。また、治療の様子をモニターに映し出したり、写真・動画として記録したりすることも可能です。
拡大鏡は日常的な診療の多くの場面で活躍する一方、根管治療のように特に高い精度が求められる場面では、マイクロスコープならではの拡大率と視認性が力を発揮します。当院では、治療内容に応じてこれらを使い分けています。
