2026年8月13日
歯科治療において、「削る量を最小限にする」という考え方は非常に重要です。歯は一度削ってしまうと、二度と元には戻りません。削れば削るほど、歯の強度は落ち、将来的なトラブルのリスクも高まっていきます。
しかし、「削りすぎない」ことと「感染部分をしっかり取り除く」ことは、時に相反する目標になります。肉眼での治療では、むし歯の範囲を正確に見極めることが難しく、安全を見て広めに削ってしまうことも少なくありません。
マイクロスコープを使うと、むし歯に感染した部分と健康な部分の境目を拡大してはっきりと確認できるため、必要な部分だけを狙って削るという、精密なコントロールが可能になります。これにより、健康な歯質を可能な限り温存しながら、しっかりと感染部分を除去する治療を実現しやすくなります。
「歯を守るために、詰めもの・被せものをつける」という当院の治療方針は、こうした「削りすぎない」精密な処置があってこそ、より意味のあるものになると考えています。
