2026年9月18日
「同じように歯磨きをしているのに、むし歯になりやすい人とそうでない人がいる」と感じたことはないでしょうか。実は、むし歯のなりやすさには、唾液の質や量が関わっていると考えられています。
唾液には、口の中を洗い流したり、酸を中和したりする働きがあり、その量や性質は人によって異なります。唾液検査では、唾液の分泌量、むし歯の原因となる細菌の数、口の中の酸性度(pH)、酸を中和する力(緩衝能)などを調べ、むし歯のリスクを数値として把握することができます。
これまで「なんとなく歯が弱い気がする」「頑張って磨いているのにむし歯になる」といった感覚的な話にとどまっていたリスクを、検査結果という形で具体的に確認できることが、唾液検査の特徴です。リスクの高い項目が分かれば、フッ素の使い方や間食の摂り方、クリーニングの頻度など、その方に合わせた予防プランを立てやすくなります。
大倉山にある当院でも、ご希望に応じて唾液検査を行っています。「これまでの歯磨きの仕方が本当に自分に合っているのか知りたい」という方は、一度検査を受けてみることで、ご自身のリスク傾向を把握するきっかけになるかもしれません。
予防は、闇雲に頑張るよりも、自分に合った方法を知ることから始まると言えるのではないでしょうか。
本コラムは一般的な情報提供を目的としています。治療の適応可否は、実際の診察・検査に基づき個別に判断いたします。
