2026年9月16日
歯周病は「歯を支える骨や歯ぐきの病気」というイメージを持たれがちですが、近年では、お口の中だけにとどまらず、全身の健康とも関わりがある病気として注目されるようになっています。
歯周病は、歯周病菌によって歯ぐきに慢性的な炎症が起こっている状態です。この炎症で作られる物質が血流を通じて全身に広がることで、糖尿病や心血管疾患といった生活習慣病に影響を及ぼす可能性が指摘されています。特に糖尿病との関係はよく知られており、歯周病があると血糖値のコントロールが難しくなりやすく、逆に血糖値が高い状態が続くと歯周病が悪化しやすくなるという、双方向の関係があるとされています。
また、歯を失うと噛む力が落ち、食事の内容が偏りやすくなることも、生活習慣病のリスクに間接的に関わってくると考えられています。
大倉山にある当院で歯周病治療をご案内する際も、単に歯ぐきの症状だけでなく、全身の健康とのつながりを踏まえてお話しするようにしています。歯周病の治療や予防は、お口の中のためだけでなく、体全体の健康管理の一部としても意味があると言えるのではないでしょうか。
気になる症状がある方は、内科的な持病の有無に関わらず、まずは歯周病の検査を受けてみることをおすすめします。
本コラムは一般的な情報提供を目的としています。治療の適応可否は、実際の診察・検査に基づき個別に判断いたします。
